たまに耳にする言葉で、「Give & Takeでいきましょう」、
というのがあります。
実はそれって、ちょっと違うんじゃないかと思います。
もちろん仕事で契約を交わしたりしますから、
50:50の関係が大事だというのは分かるし、
お互いに不利にならないような項目を考える。
それは分かります。
でも、実際の現場の気持ちとしては、
”Give & Give”
なんじゃないかなと思うのです。
見返りを求めて何かをするんじゃなくて、
心から、相手のために。
相手の役に立つだろうと思うことを、
一生懸命に考えて、努力する。
そのほうが気持ちがいいと思うのです。
松下幸之助さんは、
「お客さまは神さまである」
と言ったけれど、
お客さまに限らず、
「相手のことを思って行動する」
というのは、本当だと思うんです。
そうすれば、回り回って、自分にもいいことがある。
でも最初から、自分のメリットだけを考えたら、
行動も視野も狭くなってしまう気がします。
幸せって連鎖するんだから、
セコいこと、考えるのやめて、
Give & Give でいこうよ!
と思うんですよね。
実は、Give&Take の精神は、
学びの場にも蔓延っているように感じます。
学習に対して「見返り」を求めたり、
効率を求めることが増えているように思います。
例えば、
”就職に役立つから学ぶ”
”就職に効くらしいから、この授業を取っておく”
ほんとうにそれでいいのかな。
何のために学ぶのか。
何を学ぶのか。
目先の利益だけでなく、その先にあるものを考えていきたいです。